平手友梨奈初主演の映画・響-HIBIKI-をデートで見た感想

「響-hibiki-」製作委員会のポスター
(C)映画「響-hibiki-」製作委員会

主人公・響のエキセントリックな行動が話題の映画「響-HIBIKI-」。
指を折るわ、本棚を倒すわ、暴れるわ、とやりたい放題です。
私なら確実にお近づきになりたくない人です。

ただ響には、神に愛された才能があります。
それが小説を書く才能
才能があれば金が稼げる。
金さえあれば、自分を曲げずに生きることができる!
そんなことを教えてくれる映画です。

ごめんなさい。
嘘です。
主人公の響は、才能と金がなくても自分を曲げません(たぶん)。
今回は映画の感想を紹介します。
また見終わった後に、芥川賞・直木賞の同時受賞は可能か?と聞かれました。
というわけで調べた結果も載せておきます。

作品情報

公開年:2018年
監督:月川翔
出演:平手友梨奈, アヤカ・ウィルソン, 高嶋政伸, 柳楽優弥, 北川景子
上映時間:105分
原作:柳本光晴「響 ~小説家になる方法~」

主人公の響を演じるのは平手友梨奈さんです。
彼女は欅坂46の”不動のセンター“と言われています。
特別に可愛いわけでも、美人なわけでもありません。
力強い目が印象的な彼女。
自分を曲げない響は適役です。

感想

平手友梨奈さん演じる響に共感できるか?

●強烈なキャラクター
●ずば抜けた才能
●大人を一瞬で黙らせる正論
●時折見せる可愛さ(これ大事)
これらの響の行動を目力の強い平手さんが演じます
そのことが響というキャラクターに、強烈な説得力を生みます。

その一方で気になる点もあります。
それはクリエイターの性格と才能の関係です。
どんな優れた才能があっても、クリエイターに問題がある場合、製作の中止解雇が一般的になってきました。
響のぶっ飛んだキャラクターが、今のままで良いのか気になります。
もしかしたら、このような世論を超えた圧倒的な才能を持つ彼女を表現したいのかもしれません。

(C)響-HIBIKI-
(C)響-HIBIKI-

こういった視点で本作を見ると評価が別れる作品になると思います。
自分を曲げずに生きるのか?
世間と折り合いをつけて生きるのか?
響という強烈なキャラクターを見て考えてみてください。

私は「自分を曲げずに生きたい」けど・・・。
そこまで強い信念もないので、「世間と折り合いをつけて生きていく」と思います。
信念を持つのも難しいです。

響以外のキャラクターも個性的

小説を映画で描くという手法をとっている本作。
小説の内容について具体的には触れません
小説よりは、小説家人間性で魅せる映画となっています。

柳楽優弥さん演じる田中康平
小栗旬さん演じる山本春平
そして何よりもアヤカ・ウィルソンさん演じる祖父江凛夏です。
●響の友人としてみせる笑顔
●響の圧倒的才能への嫉妬
という複雑な感情表現が必要な難しい役柄です。
目や口元の演技で、この多彩な感情を演じています。

(C)響-HIBIKI-
(C)響-HIBIKI-

田中・山本・祖父江と響に影響を受けるキャラクターで誰が一番好きですか?
フリーターをしながら小説を書く山本が、私は一番好きなキャラクターです。
小説に向かう姿勢(というか狂気)と挫折が強く印象に残りました

デートで見た

ロマンチックな展開は全くありません。
恋愛要素ゼロの映画となっています。
そのためデートムービーには適しません

ただ彼女が仕事で失敗して気分が落ち込んでいました。
かなり良い気晴らしになったみたいです。
気分を変えたい時、観るには良い映画です。

それと直木賞と芥川賞の同時受賞が可能か?と聞かれました。
分からなかったので、調べた内容が次になります。

雑学

直木賞と芥川賞の違い

直木賞の正式名称は”直木三十五賞“です。
直木三十五は、日本を代表する小説家・脚本家です。
日本中を回り悪を成敗する水戸黄門のイメージを作った人だというとスゴさが分かるでしょうか。
※水戸黄門のモデル水戸光圀は諸国漫遊はしていません。
そのため”大衆小説”つまりエンターテイメント性の高い小説を書いていました。
このことから、直木賞は娯楽性の高い作品が選考対象となります。

芥川賞の正式名称は”芥川龍之介賞“です。
芥川龍之介の小説は国語の教科書に載っているので皆さんにも馴染みがあると思います。
短編小説の傑作が多い一方で、長編小説はなく未完の小説がいくつかあります。
彼の小説は”純文学”つまり芸術性の高い小説を書いていました。
このことから、芥川賞は芸術性の高い作品が選考対象となります。

直木賞と芥川賞では、まったく性質の異なる賞であることが分かります。
この賞を同時受賞同時ノミネートする可能性はあるのでしょうか?

同時受賞や同時ノミネートは可能か?

実は直木賞と芥川賞を別のタイミングで受賞するのことは不可能です。
どちらか一方を受賞すると、ノミネートされなくなります
※受賞しなければ何度でもノミネートされます。
直木賞を受賞した場合、芥川賞にノミネートされなくなります。
逆に芥川賞を受賞した場合、直木賞にノミネートされなくなります。
つまり直木賞・芥川賞の両方を受賞するためには、響と同じように同時受賞しかありません

ただ性格の違う二つの賞に同一作品で同時ノミネートされることはあるのでしょうか?
同一作品で同時ノミネートを経験した人は、これまで4人います。

●1949年の中村八朗さんによる「桑門の街
直木賞候補に挙がること七回の記録を作ります。
結局、受賞できず。

●1951年の柴田錬三郎さんによる「イエスの裔
直木賞と芥川賞を天秤にかけ、直木賞を受賞。

●1957年の相見とし子さんによる「魔法瓶
結局、受賞できず。

●1958年の北川荘平さんによる「水の壁
その後も直木賞候補に三回挙がりました。
結局、受賞できず。

どれも60年以上前の話ですね。
ちなみに柴田錬三郎さんは、「眠狂四郎」や「真田十勇士」の作者です。
現在では、四名のなかで一番有名な人でしょう。

過去を調べると、柴田錬三郎さんの事例が参考になります。
現実的には、どちらか一方の受賞になるでしょう。
直木賞・芥川賞の同時受賞という現実にはありえない状況を楽しんでください

まとめ

欅坂46の平手友梨奈さんが主演。
そのわりに恋愛要素なしの映画です。
ロマンチックなデートなら別の映画が良いと思います
ただし落ち込んだのときの気分転換にはオススメです。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございます。
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ゲン
神奈川県在住の会社員。 三歩進んで二歩下がる毎日を送る。 昼寝と映画と散歩が大好き。 気になった情報を発信します。

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