寝ても覚めても 原作小説のストーリーと比較する映画感想

寝ても覚めてものポスター
寝ても覚めても

第32回野間文芸新人賞受賞作品「寝ても覚めても」を映画化した本作。
主演の東出昌大の一人二役が話題となっています。
意外と唐田えりこ演じる朝子が危うさを持つキャラクターとして良かったです。
今回はインタビュー内容をまとめた雑学と映画の感想について説明します

【寝ても覚めても】作品情報

公開年:2018年
監督:濱口竜介
出演:東出昌大, 唐田えりか, 瀬戸康史, 山下リオ, 伊藤沙莉
上映時間:120分
原作:柴崎友香「寝ても覚めても」

原作小説の紹介

表紙が映画版へと変わった文庫本です。
元々「寝ても覚めても」の表紙のイラストを描いていた森泉岳土さんのマンガとコラボした書き下ろし小説を収録した増補新版です。
原作では雰囲気の似ている二人だった”麦”と”亮平”。
そんな二人を東出昌大が一人で演じます。

楽しむための雑学

一人二役を演じた東出昌大が近いのはどっち?

妖しい魅力を放ち直線的に生きる「麦」。
誠実で優しい好青年の「亮平」。
東出は対照的な二人の人物を演じています。

映画関係者や知人からは、「麦っぽいね」とよく言われる東出
不思議と麦の気持ちは分かりやすく、難しいこともなかったと話しています
濱口監督からは、「麦は難しいキャラクターだと思っていたけど、東出さんは亮平の方が難しいんですね」と言われました。

『寝ても覚めても』東出昌大 単独インタビューより

強運の持ち主?唐田えりか

2014年にスカウトされ芸能界入り。
2015年7月に放送された月9ドラマ「恋仲」(フジテレビ系)にゲスト出演し女優デビュー。
事務所に入って数ヶ月、ソニー損保のCMで話題となりました。
その後、2017年には韓国事務所BHエンターテインメントとも契約しました。
やはり所属してすぐにLG電子の”LG Mobile V30″のCMが決まります。
そして初ヒロインをつとめた本作が、カンヌ国際映画祭へ。
この強運をいかして、本作も大ヒットすると良いですね

注目の“CM美女”唐田えりか、初ヒロイン映画でカンヌへ 「辞めようと思っていた」時期に舞い込んだ大きなチャンス<モデルプレスインタビュー>より

読者に結末を考えさせる原作小説

ラスト30ページ間で起こることは、生涯忘れることができない
原作小説「寝ても覚めても」の帯や裏表紙のあらすじに書いてある一文です。
小説を読んでみると、確かにラスト30ページは衝撃的です。
読者に結末を考えさせる形となっています。
映画でも同様の結末にするのでしょうか?

映画の感想・レビュー

タイトルで考えてしまう

「寝ても覚めても」
麦と亮平のどちらが夢でどちらが現実なのでしょうか?
妖しい魅力を放ち直線的に生きる「麦」が夢で。
誠実で優しい好青年の「亮平」が現実なのでしょうね。

映画終盤の現実(亮平)からの逃避(麦と一緒に)。
この感情に正直な行動をする朝子は賛否両論です
共感できる人と共感できない人に分かれるでしょう。

しかし恋愛だけではなく家族、友情、仕事、余暇などを考えると・・・。
どこかに感情に正直な自分がいます。
恋愛以外なら私の中にも朝子はいるなと思いました。

麦と亮平の間を揺れる朝子の危うさ

原作小説のエッセンスを限りなく映像として表現した本作。
原作では雰囲気が似ているだけで、タイプの正反対な二人という設定です。
この二人を、同じ役者が演じているだけで、スゴイことです!!

また唐田の危なげな関西弁(大阪弁?)や目の前の出来事に反応しているだけとしか思えない芝居。
天然なのだろうか?それとも天才的上手いのか?と考えてしまいました。
ただ間違いなく、現実の危うさを持ったヒロインを演じています
原作小説を読んでいるのに、朝子の危うさが理由でハラハラしてしまう自分が情けない。
そういう意味で、観客の心を捉えた素晴らしい映画と言えます。

おわりに

朝子の危うさが見事に映像化された本作。
キャッチコピーの”愛には逆らえない”は、その通りです。
この朝子については、賛否両論が予想できるだけに、間違いなく話題となる映画です。
相手の恋愛感を知る上でも良い映画です。
見終わったあとは、(特に30代で結婚を考えている人は)色々と考えさせられます。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございます。
スポンサードリンク

ゲン
神奈川県在住の会社員。 三歩進んで二歩下がる毎日を送る。 昼寝と映画と散歩が大好き。 気になった情報を発信します。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です