【メアリと魔女の花】原作と映画の比較と主題歌(セカオワ)

メアリと魔女の花のポスター
メアリと魔女の花

アニメ映画に何を求めているか?で評価が変わる映画です。
大人の視聴に耐えられる重厚なテーマを期待する人に、本作は向いていません。
しかし児童向け娯楽作品としては秀逸です。
今回は、原作のイギリス児童文学と比較しつつ、娯楽映画としての良さを説明します。

【メアリと魔女の花】作品情報

公開年:2017年
監督:米林宏昌
出演:杉咲花, 神木隆之介, 天海祐希, 満島ひかり, 小日向文世
上映時間:102分
原作:メアリー・スチュアート「小さな魔法のほうき」

監督

監督は米林宏昌さんです。
スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッティ」と「思い出のマーニー」の二作品の長編アニメを監督した経験があります。
今回の「メアリと魔女の花」を含めると三作品とも原作ありの長編アニメです。
次回作の「カニーニとカニーノ」は短編ですが米原監督のオリジナルストーリーとなっています。

「借りぐらしのアリエッティ」と「思い出のマーニー」はスタジオジブリが制作しています。
今回の「メアリと魔女の花」は、スタジオポノックが制作しています。
スタジオジブリ制作部の解体するため立ち上げたスタジオポノック。
元ジブリのスタッフとして活躍していた方々が多く関わっています

主題歌

「メアリと魔女の花」の主題歌はSEKAI NO OWARI(セカオワ)の新曲「RAIN」です。
前作「Hey Ho」より約9ヶ月ぶりのシングルとなっています。
セカオワがアニメ主題歌を担当するのは「クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」で起用された「RPG」以来4年ぶりとなります。

原作

イギリス作家メアリー・スチュアートの「小さな魔法のほうき」が原作小説です。
主人公・メアリーは、自分のメアリー・スミスという平凡な名前にコンプレックスを抱いています。
これは同じ名前を持つ作者の投影かもしれません。
原作中に出てくる魔法の呪文はマザー・グースの詩を元にしています。
映画版には出ませんが、詩をもとにした呪文の語感の良さも魅力の1つです。

【メアリと魔女の花】感想(ネタバレあり)

原作と映画の比較

原作のストーリーに沿って展開されるのは序盤から中盤までです。
物語の中盤以降は映画版オリジナルの要素が追加されています。

メアリと冒険を共にする少年ピーターは変更が大きかったキャラクターです。
原作では物語中盤から登場し、物事を冷静に判断しメアリを助けるキャラクターでした。
映画では序盤から登場し、メアリと共に成長する等身大の少年というキャラクターです。
映画版のほうが感情移入しやすいキャラクターになっています。

映画版のクライマックスも原作と大きく異なっています。
原作では、メアリとピーターを悪役が箒(ほうき)で追跡するシーンがクライマックスです。
映画版では、変身術の実験体になってしまったピーターをメアリが救い出す展開になっています。

娯楽作品としては秀逸

子供向けの娯楽作品としては、非常に完成度が高いです。
主人公メアリの言動に共感しやすいというのは、とても重要な要素です。
また元ジブリスタッフの高い技術が発揮され、キャラクターがとても豊かに動きます。
まさにアニメーション!キャラクターに生命を与えています!!

全体を通して、王道の冒険活劇として仕上がっています。
暴力的要素が少ないので、安心して子供と一緒に見られます。
その反面、強い主張や思想、重厚な哲学的テーマなどはありません。
あくまで娯楽作品として楽しみましょう♪

魔法大学の生徒たち

残念な点は魔法大学の学生たちです。
個性的なキャラクターがいないため、ただの背景となっていました。
魔法「大学」という設定が活かせていない印象でした。

まとめ

アニメ映画に何を求めているか?で評価が変わる映画です。
大人の視聴に耐えられる重厚なテーマを期待する人には向いていません。
子供向けの王道冒険活劇として楽しみたい人には向いています。
キャラクターや主題歌を含めて娯楽作品として楽しんでください

最後まで記事をご覧いただきありがとうございます。
スポンサードリンク

ゲン
神奈川県在住の会社員。 三歩進んで二歩下がる毎日を送る。 昼寝と映画と散歩が大好き。 気になった情報を発信します。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です